仕上げ刀の作り方

  • 投稿カテゴリー:はんこ
  • 投稿の最終変更日:2024年11月4日

以下画像説明で仕上げ刀の作成手順を解説する。今回は籐を使用せず革ひもを使っているが、籐を使う場合は水に漬けて柔らかくしてから一連の工程を行う。荒砥石(金剛砥石)はすぐに船になる(えぐれる)ので出来ればグラインダーを使えたほうが良い。または荒砥石はダイヤモンドが最適解かもしれない。

廃業店から引き上げた黒檀の柄、東印講習会で他の道に進んだ講習生から譲り受けた岩崎の銘が打たれた手打ちの刀身、革ひも
ひもの幅と厚みで柄の内側に溝を彫る
刀を柄の上に乗せる
もう片割れの柄で刀を挟む。※ひもの出っ張りを峰側に持ってくると使用時に刀の回転を妨げない。
ひもの終端3巻き程度を緩めて引っ張って固定する
完成。(柄の外側に溝があるがこれは前の所有者の勘違いによる加工と思われる)
クラインダーを使って角度を修正する。空き缶などに冷却水を用意しておく。
バースト研ぎ(点々と砥石にあてる)で加熱と研ぎすぎを防ぐ
それでも若干短くなった
中砥石、仕上げ砥石をかけて完成

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