1年に一回草刈りをする瑞穂台の故郷の家。友人には賽の河原だと揶揄されるがそれより悪い。植生の遷移、数年前まではコセンダングサ、所謂ひっつきむしが優勢だった。コセンダングサは背が高くなって見た目が悪いが手で引っ張れば簡単に抜けるうえに、他の草が育つのを抑制してくれる良い面もあった。しかし去年あたりから笹が優勢になり今年は庭じゅうに繁茂してしまった。

こうなるとコセンダングサも生えなくなってしまう。どこかのサイトで読んだことがあるが、日本の国土面積の17パーセントは笹薮だというから、これは荒れ地の植生の最終形態ではなかろうか。樹木についてはニワウルシともかく、今年は7年温存した椿まで根こそぎ伐採するほどの徹底ぶりであったが、垣根はあったほうがいいので笹の一部を残して笹垣を形成することにした。敢えて植えるものではないがこうなった以上、笹と共存しようと思う。

↓参考までに去年のようす、ニワウルシに苦労した年。

↓2020年のようす、例年コセンダングサのイメージが強かったがこの年はよくわからない雑草が支配的。種がふわふわ舞ってうっとおしかった記憶。

こうして振り返ると確かに賽の河原である。
しかし庭ごときに手こずっていられない。今冬は建設の冬とする所存。